
情報資源組織論の合格レポートを掲載します。
設題が2つあるので注意が必要です。

2つってことは合計4000字…?

いや、1設題につき1000字ずつだよ。
このレポートは指示も多めだから、注意してね!
※レポートの丸写しや類似した内容は不正とみなされます。あくまでも参考程度でよろしくお願いします!
設題1
指定したキーワードをすべて使って、各設問の解答を完成させてください。
1.現在、多くの公共図書館や大学図書館で、外部の書誌データを利用した目録作成業務が行われています。集中目録作業と分担目録作業(=共同目録作業)、それぞれの特徴(意味や役割、課題など)を明確にし、さらに今後の目録作成業務のあり方について自らの見解をまとめてください。(1,000字)
<キーワード:MARC、集中目録作業、分担目録作業、総合目録、書誌ユーティリティ>
合格レポート1
集中目録作業と分担目録作業について明確にすると共に、今後のあり方についてまとめる。
集中目録作業とは、中心となる一つの図書館や組織が他の図書館に書誌レコードを利用してもらうために集中的に目録作業を行うことをいう。コンピュータ・ネットワークなどにおいては、集中的に作成された情報の共同利用は極めて効率的に行うことができるため、親和性が高い。
課題としては総合目録が構築されないこと、また集中目録作業を行っている図書館とその書誌レコードを共同利用している図書館との間では、新刊書の提供時期について一定のタイム・ラグが生じることが挙げられる。国立国会図書館でも集中目録作業を行っており、その成果をJAPAN/MARCとして無料で頒布しているが、タイム・ラグの問題があり特に公共図書館ではあまり利用されていない。
一方でTRCは、自身でその書誌レコードを作成する仕組みを整えており、MARCレコードを同時に図書館に納入できる。このようにタイム・ラグを生じさせないという利点は大きく、TRC MARCは有償であるものの公共図書館を中心に広く受入されている。
分担目録作業とは、OCLCの参加館が共同で書誌レコードを作成しそれを利用することで、各図書館の目録データの作成を効率化する手法のことである。ネットワーク上に書誌レコードを共同で利用するためのデータベースが構築されており、書誌レコードを作成するとそのデータが日々蓄積する。
書誌レコードが増えるほどデータベース上に書誌レコードが存在する確率が高まり、目録データ作成の効率化や費用削減が進む。さらに、複数の図書館が参加するため自動的に総合目録が構築される。
また分担目録作業は、適切に管理するOCLCのような組織があるから機能している。このような組織は公共サービスを提供する公企業と同様の性質を有するものであると考えられることから、書誌ユーティリティと呼ぶ。
課題としては分担目録作業に参加する図書館が多くなれば、目録作業者の水準にばらつきが生じるため、目録規則やガイドラインに準拠していない質の悪い書誌が混在してしまうことが挙げられる。
今後のあり方として、現代の図書館では分担目録作業の成果を利用する「コピー・カタロギング」と、個別図書館の目録作業の結果を積極的に反映する「オリジナル・カタロギング」で構成されている。つまり、集中目録作業と分担目録作業の両方を上手に組み合わせ利用していくことで、今後さらにより良い図書館へと導かれると考える。
(1040文字)
(※ブログ掲載にあたり、字下げをなくし改行を増やしています。)
設題2
2.地域の図書館(公共図書館)での現地調査もしくは調査対象館のHPの蔵書検索により、「蔵書の所在記号(背ラベル)の付与のしかた」について複数ケースを洗い出し、気づいたことをまとめてください。さらに、調査で得た内容や関連情報をもとに、書架分類と書誌分類という二つの点から、NDCの分類(記号)を活用することの意義や課題について考察してください。尚、調査対象館は“NDCを採用する近隣の公共図書館”で、取り扱う情報資源は“紙資料”とする。(1,000字)
<キーワード:書架分類、書誌分類、目録、配架(テキストでは排架を使用)、所在記号>
合格レポート2
地域の図書館において、蔵書の所在記号の付与の仕方について気づいたことをまとめると共に、書架分類と書誌分類という二つの点から、NDCを活用する意義について考察する。
調査対象は〇〇図書館とし、HPの蔵書検索により調査した。
調査した図書を以下に示す。表示は著者名・書名・所在記号とし、それぞれに番号を振り分ける。
- 町田 そのこ「52ヘルツのクジラたち」F/マチ
- 宮澤 賢治「銀河鉄道の夜」BF/ミヤ
- 水野 敬也「夢をかなえるゾウ」F/ミズ
- 水野 敬也「夢をかなえるゾウ2」F/ミズ/2
- 東野 圭吾「探偵ガリレオ」F/ヒガ/01
- 東野 圭吾「予知夢」F/ヒガ/02
所在記号には別置記号が付与され、一般図書であればF、文庫本であればBFなどと分類されており、著者記号として著者名の頭文字2文字を用いて表示されている。
また、シリーズとして存在する図書のうち、主題に巻数がある図書(3、4)について、補助記号として対応した巻次記号が付与されていた。さらに、主題に巻数がないがシリーズとなっている図書(5、6)についても、補助記号として巻次記号を付与するといった工夫が見られた。
日本において、NDCは公共図書館の99%、大学図書館の92%で使用されている。日本の図書館で使用しやすいよう、日本の文化・事情を随所で考慮・優先した表のつくりこみがなされた分類表であり、書架分類と書誌分類を可能としている。
書架分類は「主題検索」を可能とし、多くの利用者が利用して資料を探す。しかし書架分類は現物の資料を分類する分類法であり、主題が複数ある資料でも、一箇所にしか拝架できない。つまり、分類に使用されなかった主題からは検索できないという弱点がある。
この弱点をカバーできるのが書誌分類であり、主題目録中で資料の書誌データをグルーピングして排列し用いられる。目録は資料のデータを対象とし、特定の資料を検索するのに必要な全てのアクセス・ポイントを必要な数だけ付与できるため、様々な主題から検索可能である。
NDCが使用されることで、主題から検索できるなど分かりやすい書架分類と、様々な主題からアクセス可能な書誌分類が組み合わさり、求める図書を様々な角度から検索することが可能となった。日々発刊される図書が増える中、利用者にもNDCを知ってもらうことで、より図書検索の利便性が向上するのではないかと考える。
(996文字)
(※ブログ掲載にあたり、字下げをなくし改行を増やしています。)

図書館名は、調査した図書館名を書いてください。
参考文献
・柴田正美,高畑悦子『情報資源組織論 三訂版』日本図書館協会 2022
・小西和信,田窪直規『三訂 情報資源組織演習』樹村房 2022
ポイント
今回、情報資源組織論は1回目で合格することができました。
先生からの講評も問題なしとのことでした。
このレポートは設題が2つあり、提出欄も2つに分かれていました。
近大通信のレポートは2000文字と指定がありますが、今回は1000文字ずつの回答だったため比較的楽に論述できました。
しかし、文字数が少ない分、簡潔にわかりやすく述べる必要があります。
設題2については図書館に出向かなくても調査は可能なので、調査レポートの中でも早めに取り組めると思います。
(※先生の講評について著作権が生じることから、ここでは掲載していません。)
まとめ
設題1も設題2も、今回は全てのキーワードを必ず含めて論述する必要があります。
キーワードを自分のレポートに含め述べるためには、それぞれ一つ一つのキーワードを理解しなければ論ずることは難しいです。
書き始めたらサクサク進むレポートなので、書く前にじっくりテキストや参考文献を読むと良いと思います。

応援しています♪

